珍魚、巨大魚がいっぱい! 『シーフーズ大谷』がアツい

『シーフーズ大谷』について


『シーフーズ大谷』は京都中央卸売市場にある仲卸だ。
先日参加した「42kgの天然クエを捌いて食べる会」で代表取締役の大谷さんにお会いすることができた。
大谷さんのブログを読めばとんでもない魚狂であることはわかるのだが、直に話を聞いてホントに感心した。どこが凄いかと言うと、単なる魚好きではなく、珍魚・巨大魚を一貫した信念と理論をもって売っていることだ。
一度お会いしただけの浅い理解だと思うけどちょっとまとめてみる。

  • まずお客様との信頼関係ありき。信頼関係があればお客様が知らない魚でも『シーフーズ大谷』の魚だから美味いはず、と思ってもらえる。
  • 信頼関係を築くため、品質の良いものしか売らない。安くても品質の悪いものを置けば、品質の良い魚を求めるお客様の信頼を損ねる。
  • 品質の良い魚を求めるお客様は魚への関心が高い。珍しい魚をいつも置くことで、面白がっていつも来店してくれる。
  • 珍しい魚を買ってもらい、気に入ってもらうことができれば、また買いに来てくれる。他の店でその珍しい魚は売っていないから。
  • 誰も買わないような珍しい魚は安く仕入れられる。競争相手がいないから高く売ることができる。漁師は売れない魚が売れて喜び、お客様は他で買えない魚が買えて喜ぶ。自分たちも利益が出せる。

特に

他の卸で売れないような珍しい魚でも、私なら売れるよ。

という言葉が印象的だった。一貫した信念と理論を実践し続けることで信頼を築いている、という自負を感じた。

実際に注文した


もう大谷さんの選んだ魚を食べるしかない!と思ったわけだ。で、「着払いで中身はお任せ5000円分」という注文で魚を送っていただいた。
これが中身。お得すぎる。大谷さん、ありがとうございます!
ボウズギンポ(半身)。でかいよ。でもこれでも小さめなんだそうだ。

上からウメイロ、ヒメダイ、ホッケ。美しいなー。どれも良い鮮度、肉質。特にホッケの脂と筋肉の付き方が抜群だった。

「他で買えない魚を選びました」という大谷さんの言う通りの中身だった。
ボウズギンポは大谷さんのブログを読むまで知らない魚だったし、ヒメダイは名前を知っているだけで食べたことがなかった。最近は市場に行っても食べたことのない魚に出会うことは稀なので、一度に2種類も初めての魚に出会えたのは感動だった。

これはもう『シーフーズ大谷』に行くしかない!


京都中央卸売市場には一般の人も入れるようなので、『シーフーズ大谷』に行きたい。で、魚をどっさり買いたい。買ったところで料理できる場所がないという問題はあるが、きっと何とかなる。送ればいいし、でかい発泡を引いて新幹線に乗ったっていいんだ。とにかく店が見たい。
とはいえ、予定がしばらく立たない。なのでまた配送をお願いしたいなぁ、と思っている。「一般の人も大歓迎」と大谷さんがおっしゃっているので、珍しい魚、でっかい魚がほしい人は注文すると良いですよ。