脂まみれ丼
生のギンダラが手に入ったんだ!
あー、この喜び!誰にわかってもらえるだろうか?
嫁に見せたら「シャケ?」だと。何を説明しても感動は伝わるまい。
たぶん「肋骨はホッケに似てるな!」とか、初めてさばくギンダラの体に興奮する人種のほうが間違ってるんだろう。
ギンダラは煮つけとか味噌漬けにされる、わりとありふれた魚だ。
実際、いつでも市場で売られている。多量に冷凍で北米あたりから輸入されているのだ。
でも東北や北海道で獲れ、鮮魚としても流通しているらしい。
僕はその生のギンダラが食べてみたくて、ずっと「見つけたら買う」と思ってきた。*1しかし、5年の市場通いで一度も出会ったことがなかった。*2
それがだ!とうとう出会ってしまった。むろん即買いした。
捌きながら、つまみ食いが止まらなかった。
とにかく脂が多くてじゅわっと染み出て脂の甘さがある。クセはないんだけど、旨味はしっかりしている。歯ごたえがサクッとしていて気持ちがいい。感動だ。
脂まみれ丼
さて、ギンダラを含めて脂の強い魚を3種類、丼に盛ってみた。
ギンダラ、キンメダイの焼霜造り、しめサバだ。脂の強い魚ばかり、非常にセンスの悪い感じだ。
でも、たまには脂にまみれたい。