マナガツオは刺身だけじゃもったいない。

「新鮮な魚は刺身が一番!」とか「火を通しちゃうのはもったいない」ってのをよく聞く。
でも、そんなのは生食至上主義者の妄言だ。信じると損をする。
刺身が美味い魚だけしか、その真価を感じることができないからだ。
実際には、刺身でたべるだけではもったいない魚がたくさんいるのだ。
マナガツオはその一つ。
刺身も凄く美味いけど、火を通すと感動的に美味い。












カレー風味のムニエル ペコリーノチーズのソース


焼く時のバターはたっぷりが美味い。揚げ焼きって感じ。
万年ダイエット中の嫁には容赦しない。「これ食べると太るよ」と言っておき、
嫁の「我慢しつつもついつい箸が伸びてしまう」様子を眺める、というのがさらに美味しく食べる秘訣だ。

  • 塩で下味をつけた切り身に小麦粉と片栗粉*1を混ぜた粉をまぶしてバターで焼く。
  • 火がとおったらムニエルを取り出し、残った油にカレー粉を加えて香りを油に移す。
  • カレー風味の油にムニエルを絡めて皿に盛る。
  • 焼き汁を白ワインでのばして、とろけるチーズとペコリーノロマーノを加え、適度な粘性にする。
  • 塩とレモン汁で味を調えたら、皿に盛り付けたムニエルにかける。

ナンプラー蒸し 炒めねぎと白髪ねぎのせ


ナンプラーとの相性が抜群に良い。醤油よりもナンプラーに合う気がする。

  • 切り身に塩を振って10〜20分置いたのち、80度の熱湯をかけて霜降りする。
  • ナンプラーと酒を振って蒸す。
  • 蒸しあがったら生姜とネギのみじん切りを炒めたものと、白髪ねぎをのせる。

たまご入りのごった煮


マナガツオのアラと卵と肝を鯖のアラと一緒に鍋にぶっ込んで甘辛く煮付けた。
あまから煮汁たまごかけご飯こそ至高。

*1:小麦粉だけでも良いが、片栗粉を入れた方が軽くてカリッとした衣になる。