鯨は美味い。

鯨は美味い。
だから、捕鯨反対の人たちには腹立つ。絶滅の恐れがないのなら、食わせろって。
けど、その人たちに対して遠巻きにギャーギャー言うよりも、
僕は粛々と鯨を食べる。
家族や友人に鯨を「美味いよ!」って食べてもらう。


鯨食は縄文時代とかから続く日本の文化らしい。
せっかくなので、伝統とかを考えながら食べればいい。
そういうストーリーみたいなのがあると、食べ物はより美味くなる。


「他の畜肉があるから、わざわざ鯨を食べなくてもいいだろ」みたいな意見に耳を貸すつもりはない。
筋繊維や赤身の味こそ牛や馬に似てるが、香りが全然違う。
牛肉や馬肉より美味い、とかいうことではなく、鯨肉はそれらとは別の肉だ。
牛肉が好きな人は、豚肉は食べなくていいってのか?


鯨の心臓が市場に出てて即買いした。
味は牛のレバ刺しのようだが、食感はレバーよりもコリっとして歯切れがいい。
今回は鯨の獣臭が苦手な家族向けに、ごま油とネギを使った。

とにかく、鯨は美味いからどんどん食べたらいいですよ。
特に、内臓は他の動物とのサイズの違いが実感できるからお勧めです。
近くの卸売市場に行けば、たぶん売ってます。
都内の人は築地に行けば、鯨専門の仲卸があって一般の人でも買えます。