豚の鼻を煮た。
中国ではブタは富の象徴で、ブタの形の物を置くとお金が貯まるという。
貯金箱がブタの形をしているのは、これに由来するらしい。
また、縁起を担いで、祝い事、特に新年に食べる慣わしがある。
中でもブタの鼻はその形が昔の金貨に似ていることから珍重される。
このようなもっともらしいでっち上げ話をしながら、
遊びに来た友人らに「豚の鼻煮」を食べてもらった。
「中華街っぽい味」と評判が良かった。ほめられると嬉しい。
でも、種明かしはしなかったので、でっち上げ話は信じたままだった。
作り方は、
- 臭みと脂を抜くために、鼻を何度か下茹でする。
- 昆布、ネギ、生姜、胡椒、ニンニク、豚ひき肉で湯(タン)を作る。
- 砂糖に少量の水を加えて熱し、カラメルを作る。
- 湯にカラメル、砂糖、みりん、濃口醤油、老酒で味を整える。
- 下茹でした豚鼻を加えて煮る。
- 八角、クローブ、花椒でアクセントを付ける。
- 適宜味を整えながら、好みの柔らかさ(プルプル〜トロトロ)になるまで煮る。
ちなみに、豚の鼻はアメ横センタービルB1のむら珍食材で買えます。