こんにゃくゼリーは序章にすぎない。

こんにゃくゼリー販売再開に対して、消費者団体が「やめろ」と言っている。
で、消費者団体に対して「やりすぎだ」との意見が散見される。僕も「やりすぎ」だとは思う。


でも、「やりすぎ」は今後ますます加速していく。
退職した団塊世代がその担い手になるだろう。

団塊の世代の人には、教育水準が高い人が多く、社会で活躍した人が多いと思う。
このオッサンたちが退職になり、暇になったらどうなるだろうか?
大学の生涯学習講座をにぎわせたり、ソバ打ちセットをヒットさせたりする。

同様に、危険性のある食べ物を撲滅するために立ち上がる人もたくさんいるだろう。
退職したオッサンたちには、時間もお金もある。高度経済成長を支えてきた行動力だってある。
これまでの消費者団体の力ではできなかったことが、できるようになるだろう。
で、彼らに目をつけられたら最後、会社が傾くまで追い詰められる、そういう世の中になると思う。
だから、こんにゃくゼリーの件は、その序章に過ぎない。
これからたくさん催される祭りの1つ、というだけだ。


僕は、会社がいつ傾くか知れないリスクが怖くもあるけど、悪いことばかりじゃないと思う。
人口減少に加え、消費者団体によるリスクまで高まることで、国内市場の魅力が小さくなる。
そして、食品企業の海外進出や合併を促進するきっかけになってくれる、と期待している。

と、こんなふうに思わないと、やってられん。
こんにゃくゼリー、マジ美味い。開発したやつ偉い。超がんばれ!