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コンビニとイカ釣り船とゲーム理論

深夜のコンビニの照明を抑えてエネルギー消費を少なくして、二酸化炭素の排出量を削減しようという議論がある。
イカ釣り船みたいな話だ。


イカ釣り船は夜の海に灯りを照らして、イカを寄せて捕まえる。
このとき光が強ければ強いほど、その船の周りにイカがたくさん集まってくる。
だから、漁師はどんどん強い灯りをたくさんつけるようになる。
ところが、明かりが強いほど燃料をたくさん使うので、イカがたくさん獲れても儲からない。
かといって、強い灯りをつけないと他の船にイカを捕られてしまい、自船はイカが獲れなくて儲からない。


で、どっかの水産試験場?*1が実験をしていた。
漁業者みんなで、一様に明かりを弱くしてやれば漁獲量の総量をほとんど変えずに燃料コストを減らせるのではないか?」
実験結果はその通り。みんなで灯りを弱くすると、漁業者全体の利益は最大になる。
わかりやすい囚人のジレンマ


コンビニも同じ状況だ。
人間はイカではないので、灯りが強ければ強いほど良いわけではないけど、灯りに吸い寄せられる性質は同じだ。
だからコンビニは競合店よりも、きれいな照明で客を引き寄せようとする。
では、すべてのコンビニが一斉に灯りを弱くすれば良いのか?
これは業界が納得しないだろう。なぜなら、コンビニが競合しているのはコンビニだけじゃない。
スーパー、自販機、居酒屋、自宅、、、さまざまなものと競争している。
だからコンビニだけが灯りを弱くすると、コンビニ業界全体の利益の総和は小さくなってしまうだろう。
イカ釣り船とコンビニの違いだ。
ゆえにコンビニの灯りを弱くする、という策に説得力はない。*2


どうせなら、街、家庭の灯り、全部弱くしたらどうか?
やるならこのぐらい極端な方が面白そうだ。
少子化対策になるかもしれないし。

*1:ソースは失念

*2:法律などで強制的にやればできないことではないけど、、、