人を殺すための食事
食品保存技術の発達により、軍隊は大規模な遠征ができるようになった。
食品がナポレオン以降の近代戦争、大量殺戮の歴史の幕を開いたわけだ。
世界のミリメシを実食する―兵士の給食・レーション (ワールド・ムック (612))
- 作者: 菊月俊之
- 出版社/メーカー: ワールドフォトプレス
- 発売日: 2006/07
- メディア: ムック
- 購入: 5人 クリック: 140回
- この商品を含むブログ (32件) を見る
我々、食品開発者は美味しい保存食を作る。そのために努力している。
で、美味しい保存食を食べた兵士は士気を高めて、たくさんの人を殺せるようになる。
一方、核兵器は広島や長崎でたくさんの人を殺したが、今では大国間の戦争を抑止している。
さて、問題です。
人を幸せにすることができるのは、世界を平和にできるのは、
食品技術者でしょうか?核兵器開発者でしょうか?