子供には物足りなくても食べさせれば良い。

シェフの味、生徒「もの足りない」 英で給食離れ

料理は芸術だ。
子供の人生を豊かにしてあげたいなら、料理を理解できる能力を身につけさせてあげた方が良い。
あとは子供が成長して、まっとうな料理を食べたいか、ジャンクフードを食べたいか、好きに選べばいい。


小学生が社会科見学で美術館に連れて行かれても、退屈なだけだ。
音楽の授業でクラシック聞かされても、眠いだけだ。
ジャンクじゃない料理を食べても、「もの足りない」だけだ。

だけど、小さい頃から芸術に触れることは素晴らしいことだ。
大多数の子供たちは感動できなくても、一握りの子供たちの才能は劇的に伸びる。
その時には理解できなかった大多数も、次第に感動できるようになって人生が豊かになる。

飽きないようにジャンクフードも与えながらも、根気よくシェフの料理を食べさせてあげれば良い。
それが食文化の発展につながる。


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進化生物学的には、一流シェフの料理なんかより、ポテチやチョコバーやコーラやマックや牛丼などのジャンクフードの方がおいしく感じて当たり前なのさ。子供は正直。大人の欺瞞。

進化生物学的に言えば、脳の機能を高めることが、人類の適応度を上げた。
芸術で感動できるということは、前頭葉の機能が高いということだ。
だから、芸術的な才能のある個体の適応度が上がる*1。その結果として芸術が発展したのではないだろうか?
そのように仮定すれば、
進化生物学的に言って、芸術を好むのも当たり前のことだ。
「子供は正直」なんじゃなくて、料理を味わう時の前頭葉の使い方を習得してないだけだ。


まあ、数学も美術も音楽も、あれもこれも、知らなくたって生きていけるように、
ジャンクフードだけ食べていても生きていける。*2
でも、そんなの悲しいなぁ。

*1:芸術家っぽい人がやたらモテることも説明できる

*2:その方がうちの会社は儲かるけど。。。